平成31年02月 古田 肇 岐阜県知事

古田岐阜県知事   昨年7月に本県含む西日本を中心に発生した豪雨災害、また、本県内で発生した豚コレラについて、皆様から多大なご支援・ご協力をいただいていることを、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

   本年は、平成に次ぐ新しい時代の幕開けであり、また、東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、日本に対する世界の関心が一段と高まる年であります。

    さらに、4月には、新たな外国人労働者の受け入れ制度がスタートし、10月には、消費税が引き上げられ、それを財源とした幼児教育・保育の無償化、社会保障の充実といった全世代型の社会保障制度への転換に向けて動き出します。

  本県としても、こうした時代の変化を注視しながら、本格的な人口減少社会に対応した、人材の育成・確保をはじめとする「清流の国ぎふ」づくりに一層取り組む必要があります。

長良川

 このような認識のもと、次の10年間の展望を踏まえ、今後5年間の政策の方向性を示す次期『「清流の国ぎふ」創生総合戦略』の策定を進めておりますが、この戦略では、“一人ひとりの幸せと確かな暮らしのあるふるさと岐阜県”を目指すこととしております。

                            

▲岐阜県内を流れる清流「長良川」                                     

   本年は、その初年度として、戦略に掲げる3つの柱である「『清流の国ぎふ』を支える人づくり」「健やかで安らかな地域づくり」「地域にあふれる魅力と活力づくり」に、市町村・産業界など多様な主体と連携しながら取り組んでまいります。

岐阜かがみがはら航空宇宙博物館

 まず、「人づくり」として、本県の
将来を担う人材の育成に向け、地域や
企業とも連携し、ふるさと教育や産業
教育、グローバル社会に対応した教育
などを展開するほか、障がいのある
なし、性差や国籍、年齢に関わらず
誰もが活躍できる環境を整えてまいり
ます。

 

                             ▲人材育成の拠点としての役割を備える岐阜かがみ
                               がはら航空宇宙博物館(愛称「空宙博(そらはく)」) 

   「地域づくり」としては、「人生100年時代」を迎え、ライフステージごとに求められるサービスやセーフティネットを提供していくため、医師、保育士等の確保策の強化、医療・介護サービスの充実、健康づくりを進めるほか、貧困、犯罪、災害や豚コレラへの対策により、安らかに暮らせる地域づくりを推進します。

 「魅力と活力づくり」においては、地歌舞伎本県の豊かな自然、伝統文化などの地域資源を磨き上げ、国内外に展開していきます。

地歌舞伎

  とりわけ、「岐阜関ケ原古戦場記念館」の
開館や本県ゆかりの明智光秀公が主役の
大河ドラマ「麒麟がくる」の放送を来年に
控え、県内周遊型の歴史・戦国・武将観光
に力を入れてまいります。
 産業面では、「航空宇宙生産技術開発
センター」の整備着手など、次世代を見据
えた産業振興を重点的に推進してまいります。

▲本県が世界に誇る伝統文化「地歌舞伎」の
海外プロモーションの様子

   来るべき新たな時代に向けて、引き続き全力で「清流の国ぎふ」づくりを進めてまいります。