細島港国際物流ターミナル供用開始
細島港は、宮崎県北部に位置する重要港湾であり、昭和39年に日向・延岡地区が新産業都市の指定を受けて以来、九州の中で海路では首都圏等と最も近いことや「九州の扇の要」に位置するなどの地理的優位性を生かし、東九州の物流拠点として発展してきました。周辺には、国内主要企業が多数立地し、近年では、国産材原木取扱量が国内最大の製材工場を持つ企業が立地するなど、細島港の取扱貨物量は増加しています。
これまで国際コンテナターミナルにおいて、コンテナ貨物とともにバルク貨物(石炭など)も取り扱ってきましたが、コンテナ貨物の増加に伴い航路も拡充され、岸壁の利用調整等の支障が生じていました。
このような中、国と県が連携して平成23年度から整備を行ってきた、水深13mの大型岸壁を備えた「細島港国際物流ターミナル」が、本年6月に供用開始し、船舶の大型化への対応や荷役の効率化が図られたことで、細島港の利便性がますます向上しています。
本県では、東九州自動車道が、宮崎市から大分市まで一本の高速道路で結ばれたほか、九州中央自動車道の一部となる北方延岡道路の全線が開通するなど、「みやざき新時代」を展開していく基盤が整ってきています。細島港国際物流ターミナルの供用開始と、これら高速道路整備の効果が相まって、企業誘致や雇用の維持・創出など、さらなる本県経済の発展や地域振興につなげていきたいと考えています。
《問い合わせ先》
港湾課計画調査担当 電話0985-26-7188