口蹄疫終息から5年 ~忘れない そして前へ~
平成22年4月20日に発生し、本県に未曾有の被害をもたらした口蹄疫の終息宣言から5年を迎え、家畜防疫の重要性を再認識するとともに、新たな成長へ向けた決意をあらたにするため、8月27日に「口蹄疫終息5周年式典」を行いました。
口蹄疫からの再生・復興、新生に向けた取組の中で、毎月20日を「県内一斉消毒の日」として、畜産関係者だけでなく県民一体となって防疫体制の強化に取り組み、県内外、海外に向け、その重要性を発信し続けています。
また、畜産農家や関係者が県民の協力を得ながら取り組んできた中で、平成24年に開催された第10回全国和牛能力共進会において、大会史上初の2連覇を達成したことは、多くの家畜を失った逆境を乗り越え、口蹄疫からの再生・復興を印象づけたものでした。
販売面では、牛肉において「県産牛肉販売戦略」を策定し、「宮崎牛」ブランドの確立や「県産和牛」全体の価値向上など、品目ごと、県外・県内・海外等のエリアごとに取組を展開しています。
豚肉は、口蹄疫によって、本県ブランド「宮崎ハマユウポーク」の系統が途絶えることとなり、県産豚肉の中で一定基準を満たした豚肉を「宮崎ブランドポーク」と新たに認証し、認知度向上に向けた取組を推進しています。
「忘れない そして前へ」を合い言葉に、口蹄疫の教訓を引き継ぎ、これまでの取組をより前へ強力に推し進めていきます。新生宮崎の畜産をさらに前へ、新たなスタートです。
《問い合わせ先》畜産振興課総括担当 0985-26-7140