宮崎のナバ(しいたけ)を食べてみらんね!
宮崎県は乾しいたけの生産が盛んで、大分県に次いで全国第二位の生産量(平成30年次477t)を誇っています。
宮崎県は、原木しいたけの栽培に欠かせない「クヌギやナラの木」、「清らかな水」、「1日の寒暖差」などの条件がすべて揃っており、肉厚で香り豊かなしいたけが栽培されています。そのしいたけから生産された乾しいたけが全国の食卓へ届けられています。
この乾しいたけには、三大旨味成分の一つであるグアニル酸が豊富に含まれているだけでなく、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く、健康食品としても注目を集めています。しかし、近年は消費量の減少や価格の低下、担い手不足などにより生産量は減少傾向となっています。
県ではその対策として、新規就業希望者への給付金や、原木しいたけ栽培に関する研修会を開催しているほか、消費拡大を図るため、県産乾しいたけを使用した料理をふるまうイベントを福岡県などで開催するなど、県内外で県産乾しいたけのPR活動を行っています。
また、平成28年度から県産乾しいたけを使用した料理を常時1品以上提供するなどの要件を満たした飲食店などを「宮崎県産乾しいたけ料理の店」として認定しています。今年度からは県外にも対象を広げ、福岡県の3店を含む9店を新たに認定し、認定店は合計で30店となっています。
県では、今後も担い手確保のための取り組みや、県内外でのイベント開催などにより、県産乾しいたけの生産量増加および消費拡大を図っていくこととしています。