九州初!林業大学校を開講

スギ素材生産量が26年連続日本一の本県では、大型製材工場やバイオマス発電施設の稼働等により伐採や再造林の林業生産活動が拡大しているところです。このような中、将来にわたり持続的に林業の振興を図るためには、地域が求める人材の育成と本県に適合した効果的な研修等の仕組みづくりが喫緊の課題となっています。

このため、林業現場に関わるさまざまな事業体や市町村等が求める多様なニーズを踏まえた、九州では初めてとなる「林業大学校」を、美郷町の県林業技術センターを拠点に2019年に開講します。

林業大学校では、これまで県が実施してきた「みやざき林業青年アカデミー」をはじめとする研修をさらに拡充させ、林業・木材産業に精通した人材を総合的に育成することとしており、新規就業者を対象にした1年間の「長期課程」をはじめ、現場技能者や木材加工技術者を対象にした10日間程度の「短期課程」、このほか、林業経営者を対象にした「経営高度化課程」や一般県民等を対象にした「公開講座」などのコースを設置する計画となっています。

なお、「長期課程」は、2018年4月より募集を開始(募集人員15名)するとともに、全てのコースをあわせて年間約400人の受講者を予定しています。

民間企業や林業事業体、行政が一体となった「オールみやざき」の支援体制を構築し、本県林業の成長産業化をリードする人材の養成に取り組むこととしています。

問い合わせ:森林経営課 TEL:0985-26-7154

林業技術センター

  【県林業技術センター(美郷町)】