完熟きんかん「たまたま」出荷開始!

 宮崎県は、全国で出荷されているきんかんの約70%を生産している日本一の産地です。

 宮崎県産の完熟きんかんは、開花日から210日以上樹上で完熟させており、果皮がやわらかいため、「生」で「皮ごと」食べられることが特長で、その中でも直径2.8㎝・糖度16度以上という基準をクリアしたものを「たまたま」、直径3.2㎝・糖度18度以上の厳選したものを「たまたまエクセレント」として出荷しています。

 1月15日の出荷解禁日には全国の卸売市場で初競りが行われ、宮崎では「たまたまエクセレント」1kg箱が過去10年間で最高となる5万円で落札されるなど盛況を見せました。

 これまでの成分分析の結果から、完熟きんかんにはビタミンCやビタミンEが多く含まれていることが分かっており、今年の解禁日から栄養成分の機能などを表示する「栄養機能食品」(ビタミンC・ビタミンE)として販売を開始しました。栄養機能食品表示により抗酸化作用などの栄養成分の機能をダイレクトに伝えることができるようになり、消費拡大につながることを期待しています。

 また、生産者と消費者が一緒になって「たまたま」の解禁を祝うイベント「きんかんヌーボー」を始めとする各種イベントや、県内外の量販店、飲食店などと連携したフェアを開催するなど、認知度向上を図るプロモーションにも取り組んでいます。

 完熟きんかんの出荷は3月末まで。ぜひ宮崎県が誇る完熟きんかんをご賞味ください。

 本県では、これからも高品質で信頼できる農産物ブランドの確立や販路拡大に向けた取組を進めていきます。