九州中央自動車道「雲海橋交差点~日之影深角IC」開通

  11月11日に、九州中央自動車道高千穂日之影道路(延長5.1km)の一部区間である「雲海橋交差点~日之影深角IC」間の約2.8kmが開通しました。本県西臼杵郡では初めての高速道路開通となります。

 九州中央自動車道は宮崎県延岡市から熊本県嘉島町までを結び、九州中央部における東西軸となる全延長約95kmの高速道路です。救急搬送時間の短縮や企業立地の促進、阿蘇、高千穂などの広域観光の振興などに寄与するとともに、大規模災害時には緊急輸送ルートとしての役割を果たすものと地元の期待も大きく、開通式には約250人の関係者が出席し、テープカットや通り初めなどが盛大に行われました。

  この九州中央自動車道は他の九州内各路線と比較すると開通率が低く、これまでに県では沿線自治体などとともに、数多くの建設促進大会の開催や国への要望活動などを行ってきましたが、その取組が今回の開通へとつながりました。12月16日には熊本県側の「小池高山IC~山都中島西IC」間も開通し、全線開通に向けて大きな一歩を踏み出したところです。

 高速道路網の早期整備は県民も大きな期待を寄せているところでありますが、平成30年3月には県南地区初となる東九州自動車道「日南北郷IC~日南東郷IC」間が開通するなど、整備は着実に進んでおり、県ではこれからも県内の高速道路網が一日も早く完成するよう、引き続き関係機関と一体となって取り組んでいきます。