全国技能グランプリを兵庫で開催~伝えます かがやく技能ひょうごから~
熟練技能者が技能日本一を競い合う「全国技能グランプリ・兵庫」を、3月20日(金・祝)から3月23日(月曜日)まで、神戸など四会場で開催します。例年は千葉幕張メッセをメーン会場にしていますが、今回は、鉄鋼業や造船業など技術水準の高い企業が集積し、ものづくり産業を強みとする兵庫県で開催することになりました。首都圏以外での開催は、平成13年以来2度目です。
特に今回は、子どもたちや若者が技能の大切さやおもしろさを実感し、その経験を職業観の形成につなげることを主な目的としています。今大会では、美しい包丁さばきで魚をおろす日本料理から、日本伝統の木造建築を製作する建築大工、0.001ミリメートルの精度を競う部品加工による機械組立まで、グランプリ史上過去最多の31職種の競技が行われます。熟練職人の巧みな技を間近で見学し、ものづくりの醍醐味を実感できるまたとない機会となります。
また大会には、全国から過去最多の約570名の職人が参加します。大会への出場を通して、自らの技能水準を試し、日本一の技能士を目指そうという強い意気込みが感じられます。
本県では、これまで優れた技能者を中学校に派遣し指導する「ひょうごの匠」キャラバン隊派遣事業など、技能振興の先駆的な取組みを行ってきました。大会を機にその成果を「ものづくり大学校」(平成23年4月開校予定)へとつなげていきたいと考えています。
大会にあわせて、大人から子どもまでに関心を持ってもらえるよう、万華鏡の組立やハンコづくりができる「ものづくり体験教室」、地場産品である播州織や清酒の購入、革細工づくりの体験ができる「産業企画展」のほか、「ロボット操作体験」など盛りだくさんのイベントを開催します。また大会初の試みとして、小学校高学年と中学生を対象とした技能競技大会「兵庫ジュニア技能グランプリ」も実施します。
早春の一日、ものづくりの大切さやおもしろさを味わってみてはいかがでしょうか。全国からのお越しをお待ちしております。
大会HP http://web.pref.hyogo.lg.jp/ie11/ie11_000000062.html