全国障害者技能競技大会(アビリンピック)金賞受賞

 第30回全国障害者技能競技大会が10月24日から26日まで千葉県の幕張メッセで開催されました。
 同大会には、本県から5種目に5名の選手が出場しました。そのうち「ホームページ」の種目に出場した橋本侑子さん(三菱商事太陽株式会社)と「喫茶サービス」の種目に出場した阿南陽子さん(就労継続支援事業所A型パルクラブ)が、ともに初出場ながら見事最高位の金賞を受賞し、あわせて厚生労働大臣賞を受賞しました。「電子回路接続」の種目に出場した松枝幸大さん(オムロン太陽株式会社)も銅賞を獲得しました。
 昨年7月に入社したばかりの橋本さんは、会社でホームページ制作などを担当し、大分国際車いすマラソン大会では海外選手に贈る名刺のデザインを作成するなどその技能が評価されています。
 久住の焼き肉レストランで働きながら接客を学ぶ阿南さんは、競技大会で車いすの利用者を担当し、席に着く前にいすを手際よく移動させるなど機転の利いたサービスが高く評価されました。
 さらに、今後雇用拡大が期待される「IT」種目などの技能デモンストレーション競技に本県のホンダR&D太陽株式会社が出場し、参加者から高い関心を集め、特別表彰を受けました。
 本県は全国トップレベルの障害者雇用率を維持していますが、今回の上位入賞を契機に、今後とも幅広い競技種目への参加や上位入賞を目標に、県内事業所の一層の理解と協力を得ながら、障がい者雇用促進と職業能力開発の促進のための支援を行っていきたいと考えています。

前列左から 松枝幸大さん 橋本侑子さん広瀬知事 阿南陽子さん