高齢者見守り強化月間~雪に負けない温かい地域コミュニティを目指して~

 新潟県では、今年から2月を「高齢者見守り強化月間」と定め、県民総ぐるみで高齢者の見守り体制構築の推進を図ることとしました。
 新潟県の65歳以上の人口割合は年々上昇し、全国平均の22.2%を上回る25.6%であり、高齢者の3人に1人は単身か高齢者のみの世帯となっています。また、新潟県の2月は寒さが厳しく雪も降るため、家に閉じこもりがちとなります。さらに、年末年始のように人との交流がある行事も少ないため、高齢者世帯が孤立しがちとなります。こうした状態が、春先からの自殺者が増える要因にもなっていると言われています。
 これまでも高齢者の見守りに関連した取組みは、民生委員や社会福祉協議会などの協力により全市町村で行われていました。県としても、日常の中で定期的に高齢者と接する機会のある県宅地建物取引業協会や地元紙の新潟日報販売店会からご協力をいただき、見守り体制の構築を進めてきました。
 しかし現在、核家族化の進展やプライバシー意識の高まりから地域におけるコミュニティが希薄となっている現状があります。そして今後さらに高齢化が進む状況を考えると、高齢者の見守りに対する地域の協力は一層重要になってくると考えられます。
 そこで新潟県は都道府県単位では初めて「高齢者見守り強化月間」を設け、地域でのコミュニティ意識を高めるとともに、従来から高齢者の見守り活動に携わってきた各機関と県民との連携を更に促進し、地域全体で高齢者を支え合う体制づくりに取り組むことにしました。地域における互助・共助機能を高め、コミュニティを活性化することは、高齢者が安心して生活できる地域づくりのために重要な足がかりとなります。
 「高齢者見守り強化月間」取組み初年度の今年、県では啓発講演会の開催や、関係機関、ホームページを通じた情報発信により、県民総ぐるみの高齢者見守り体制づくりの気運醸成を進めています。今後は福祉保健分野以外の関係部署との連携も深め、交通安全や火の用心など日常生活に密着した問題にも対応できる仕組みづくりを目指していきます。

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「高齢者見守り強化月間」啓発パンフレット