シカ肉を使ったジビエ料理のレシピ集が完成

 拡大する野生鳥獣による農林業被害に対応するため、長野県では昨年度「野生鳥獣被害対策本部」を設け、被害対策に取り組んでいます。
 中でもニホンジカによる被害は特に深刻で、生態系にも悪影響を及ぼしています。近年急増しているニホンジカを適正な生息数に導くため、長野県では捕獲を推進しており、捕獲を更に進めるため、捕獲後のニホンジカを食肉などに有効利用するための仕組みづくりを行っています。
 この仕組みづくりの一つとして、シカ肉を安全でおいしく食べるための加熱調理方法の普及などを目指して、シカ肉を使ったジビエ料理のレシピの作成に取り組み、このほどレシピ集が完成しました。このレシピ集は長野県の委託を受けた県調理師会が作成したもので、脂肪分が少なくヘルシーなシカ肉の特徴を生かした23種類のメニューが掲載されています。
 2月17日には掲載メニューの試食会が開催され、くせが無く食べやすい「シカ肉冷製」や、シカ肉本来のおいしさが楽しめる「シカ肉と卵の煮込み」など、八種類の料理が試食されました。参加者からは「加熱しているのに、軟らかく仕上がっていて食べやすい」、「くせをうまく抑えた調理方法は、ジビエ初心者に向いている」といった感想が聞かれました。県調理師会では、加盟飲食店でレシピ集掲載料理を期間限定メニューとして提供することにしています。
 長野県では、このレシピ集を県ホームページで公表するとともに、シカ肉の食材としての成分分析も進めるなど、シカ肉の有効利用による農林業被害の軽減に引き続き取り組んでいきます。

【お問い合わせ】
長野県林務部野生鳥獣対策室
電話番号 026-235-7273

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レシピ集掲載メニューの一つ「シカ肉冷製」