「中期行財政運営ビジョン」を策定

 大分県では、平成21年度から3年間を視野に入れた行財政運営の羅針盤として、「中期行財政運営ビジョン」を策定しました。
 ビジョンは、2部構成になっており、第1章に県の長期総合計画「安心・活力・発展プラン2005」を実現するための政策目標を掲げ、第2章にこれを下支えする「さらなる行財政改革の取組」を盛り込んでいます。
 第1章では、重点的に取り組む目標として、1.子育て満足度日本一を目指す大分県2.子どもたちの挑戦や自己実現を支える大分県3.いきいきと暮らし働くことのできる大分県の三つを掲げています。
 乳幼児医療費の助成対象年齢の拡大や小・中学生の学力向上など、大分県の未来を担う子どもたちや若い世代の夢を後押しする対策を講じるとともに、景気・雇用の急激な悪化に対応するため、中小企業への支援強化や雇用確保対策等に取り組むこととしています。
 一方、第2章では、事務事業の抜本的見直しや、人件費等の義務的経費の見直しなどにより、今後3年間で見込まれる254億円の収支不足を解消し、財政調整用基金の確保を図るなど、総力を挙げて収支改善に取り組むこととしています。
 大分県では、21年度から本ビジョンを着実に実行し、「夢と希望あふれる大分県」の実現に全力を尽くします。