本田技研工業株式会社と「環境分野における協力に関する協定」を締結
埼玉県では、本年3月5日に本田技研工業株式会社(本社:東京都港区)と環境分野における協力協定を締結しました。
これまで、本県と本田技研工業株式会社は、彩の国みどりの基金への寄附や寄居町における森林(もり)づくり活動など、連携を重ね、埼玉県の環境の保全に努めてきました。
今回、これらの取組みを更に発展させ、本県が推進する「みどりと川の再生」や地球温暖化対策など、さまざまな環境分野で連携し、埼玉県の環境、ひいては地球環境の保全に取り組みます。都道府県が民間企業と環境分野の多岐にわたる協定を締結するのは全国的にも珍しいものです。
協力項目は、1.みどりと川の再生の推進、2.低公害車・低燃費車の普及など、地球温暖化対策の推進、3.環境学習の推進、環境意識の醸成、4.その他、環境推進に関すること の四つで構成されます。
具体的な取組みとしては、同社が新工場の操業を予定している寄居町で森林(もり)づくり活動を実施したり、県内各地で植樹や河川浄化活動へ参加したりします。さらに、同社の人材を生かし、エコドライブ講習への講師派遣、中小企業向けの省エネ対策支援、環境学習の実施などを予定しています。
知事公館で行われた協定締結式の場で知事からは「世界有数の企業と協定を締結でき感謝している。緑と清流に囲まれ、都市機能を発揮できる県土にするため、さまざまな技術力とアイデアをお借りしたい」とあいさつし、福井社長は「埼玉県にある企業として今回の協定は大変光栄。地球環境に対する貢献を経営の重要課題として取り組んでいる。先進技術を磨き環境推進に先駆けた企業を目指す」と述べました。
埼玉県では、みどりと川の再生を始めとした本県の環境保全活動を推進するため、今後も民間企業との協定締結を進めていきます。
協定締結式(上田知事・右と福井威夫代表取締役社長・左)