庁内シンクタンクが発足
岐阜県では、県が取り組むべき重点政策について研究・提案していく、部局横断的な常設の研究組織「岐阜県政策研究会」を本年1月に設置しました。
本研究会は、庁内における「シンクタンク」としての機能を果たすもので、構成メンバーは将来、県政運営の中核的存在となるであろう30代を中心とする若手職員です。県政が直面する課題について、データ分析、フィールドワーク、ディスカッション等を行い、県が重点的に取り組むべき政策を積極的に提案していくこととしています。
主な研究内容として、本年度は「障がい者の就労促進」、「森林資源のエネルギー活用策」、「リニア中央新幹線を生かした地域づくり」等のテーマを掲げることとしています。また必要に応じて、大学の研究者等外部の有識者との共同により研究を行うほか、定常的な業務に関する基礎的な研究、各分野の第一線で活躍する方を招いての「政策勉強会」等も実施していきます。研究の成果はどなたでも参加できる「研究成果報告会」を通じて広く発表するとともに、県民の皆様との問題意識の共有も十分に図っていくこととしています。
本県では本年3月、向こう10年間の県政の基本指針をまとめた「岐阜県長期構想」を策定しましたが、本研究会は、構想策定に当たって若手職員を中心に県政の直面する課題等について分析・提言を行った「将来構想研究会」の取組みを発展的に継承したものです。
今後、研究会における自由闊達な議論を通じ、若手職員の政策立案能力の向上と同時に、より一層風通しのよい組織風土づくりが図られることも大いに期待されます。
お問い合わせ
岐阜県総合政策課(政策研究担当)
電話番号 058-272-1111(内線2058)
HP http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11121/kousou/
岐阜県政策研究会の様子