「京都府庁落書きバスターズ」活動中 ~「割れ窓理論」実践運動~
京都府内における刑法犯認知件数は、平成14年をピークに減少傾向にありますが、平成19年は52,960件、人口10万人当たり全国第2位と依然高い水準にあります。
こうした背景を踏まえ、「1枚の割られた窓ガラスを放置すると、建物全体、ひいては街全体がいずれ荒廃してしまう」というアメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング博士が提唱した「割れ窓理論」に基づき、京都府では、地域ぐるみで落書きや張り紙など小さな犯罪の芽を摘むという「割れ窓理論」実践運動に、平成20年度から取り組んでいます。
防犯の観点から落書きを消したいという声が自治会や商店街等から上がると、資機材の支援や地域の方とともに落書き対象物所有者への事前説明、作業ボランティア募集等の広報、そして、府職員からも作業ボランティアへの参画などを行い、20年度は計10回の活動を実施してきました。
こうした活動を更にパワーアップするため、1月25日には職員ボランティアによる「京都府庁落書きバスターズ」を結成、揃いの腕章や帽子を身に付け、山田知事を先頭に、府職員が一丸となって地域の皆さんとともにまちの落書き消しや張り紙はがしを行っています。
「京都府庁落書きバスターズ」は、府民の皆さんの協力を得ながら、府民の安心安全のため、犯罪のないまちづくりの先遣隊として、これからもまちの落書きを退治していきます。
お問い合わせ
京都府府民生活部安心・安全まちづくり推進課
電話番号 075-414-4367
落書き消しに参加する山田知事