スイス・ローザンヌでIOC委員に対するプレゼンテーションを実施!

 2016年大会招致を目指す東京オリンピック・パラリンピック招致委員会は、6月17日にスイス・ローザンヌでIOC(国際オリンピック委員会)委員に対するプレゼンテーションを行った。
 これまでは、IOC委員への説明は、開催都市が決定されるIOC総会の場でのみ実施されていたが、委員の立候補都市訪問禁止を受け、今回から新たな機会として設けられた。東京のほか、シカゴ、リオデジャネイロ、マドリードの各立候補都市には、プレゼンテーションが45分、質疑時間が45分、合わせて90分の持ち時間が与えられた。
 東京からは、石原知事のほか、河野一郎 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会事務総長、竹田恒和 日本オリンピック委員会会長ら8名が出席した。プレゼンテーションでは、半径8km圏内にほぼすべての競技会場を配置するコンパクトな計画、4,000億円の基金を準備している安定した財政力、治安の良さや環境面での先駆的な取組みなどを紹介し、開催計画の優位性や東京の魅力をアピールした。
 石原知事は、フランス語を一部交えながら、英語でプレゼンテーションを行い、「安全性と環境の面から、東京は最高の舞台を提供できる」と、東京への招致実現を訴えた。
 また、麻生総理大臣がビデオメッセージの中で、財政保証を含めて立候補ファイルに記載されたすべての事項を確実に遂行すると、日本政府として全面的にバックアップすることを約束した。

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(左から)岡野理事、猪谷理事、石原会長、竹田副会長、河野事務総長、小谷理事、
槙事務次長、保坂参事