「いしかわ耕稼塾」開講
プロの農業者から農業のサポーターまで、石川県の農業を支える幅広い人材を育成する「いしかわ耕稼(こうか)塾」が、今年4月にいしかわ農業人材機構において開講しました。
「いしかわ耕稼塾」は、江戸時代の加賀藩の十村役である土屋又三郎が著した農業経営指南書「耕稼春秋」から引用し、命名されました。
新規就農希望者を対象とした栽培や経営の基礎を学ぶ「予科」「本科」と、自立経営を目指す者を対象とし、生産と販売の実践により経営感覚を養う「専科」、若手農業者を対象とし、県内外の専門家によるスクーリングや民間流通業者への派遣研修により、企業的経営感覚を学ぶ「経営革新スキルアップコース」などがあります。
また、一般県民を対象とした「いしかわの農業学ぼうコース~農作業体験~」が、5月31日から始まり、枝豆、小松菜の種まきや、金時草の植付けを体験しました。同コースは現在実施中の5月~8月まで3回の夏期コースと、今後8月~11月まで3回の秋期コースの開催を予定しています。このコースにより、参加者に栽培中の管理や収穫等の農作業体験を通して、農作物を作る喜びや苦労を実感し、農業への関心と理解を深めてもらうことにより、農業のサポーターの育成を図ります。
このように、いしかわ耕稼塾では、農業人材のタイプや段階に応じたきめ細やかな指導を行い、石川の農業人材の育成と拡大を図ることとしております。
お問い合わせ
石川県農林水産部農業政策課農業人材政策室
電話番号 076-225-1613
一般県民を対象とした小松菜の種まきの作業風景