2010年APECエネルギー大臣会合 福井県で開催!
2010年に日本で開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力)エネルギー大臣会合の開催地が福井県に決定しました。
APECは、アジア太平洋地域の21の国と地域の経済・社会発展のための重要な会議であり、その中でも、エネルギー分野の会議は極めて重要です。この会合は、福井県がエネルギー・環境分野において果たしている貢献や研究水準の高さを国内外にアピールするための絶好の機会と考えています。
福井県では、原子力を中心とした研究開発を進め、地域産業の活性化を目指した「エネルギー研究開発拠点化計画」を策定し、産業界、電力事業者、大学、研究機関、国などと一体となって具体的な取組みを進めています。現在、世界で計画されている原子力発電所のおよそ6割がAPEC参加国のものであり、これらの国々での人材育成は国際的にも緊急の課題です。福井県では、既に、アジアを始め12ヵ国から研究者・研修生を受け入れており、今後は、APEC参加国等からの受入れを更に拡大していきます。また、アジア各国の研究者・技術者が集うエネルギー関連の国際会議を開催するなど、福井県がアジアにおけるエネルギー研究開発・人材育成の一大拠点となることを目指していきたいと考えています。あわせて、クリーンで安定したエネルギーを研究開発する「福井クールアース・次世代エネルギー産業化プロジェクト」を一層推進し、次世代産業の育成にも努めていきます。
また、福井県には、世界三大恐竜博物館の一つ「県立恐竜博物館」があり、おいしい米の代名詞「コシヒカリ」発祥地であるなど、日本を代表する「ふくいブランド」が数多くあります。各国の参加者や報道機関に対してのエネルギー関連の研究施設や観光地見学のエクスカーション、福井らしい「おもてなし」による自然、歴史、食や伝統文化の紹介などを通して、こうした福井県の持つ素晴らしさも国内外に伝えていきます。
今後、開催記念フォーラム等の実施により、県内での開催機運を盛り上げるとともに、中高校生等への国際教育にも力を入れ、より多くの県民の国際交流が進んでいくことにもつなげていきたいと考えています。
エネルギー研究開発の拠点である若狭湾エネルギー研究センター