北方領土返還要求運動にご協力ください

 第2次世界大戦終戦直後の昭和20年8月28日から9月5日までの間に、択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島の北方領土が当時のソ連軍に不法に占拠されてから64年が経過しました。
 8月は「北方領土返還運動全国強調月間」です。北方領土を行政区域とし、返還要求運動原点の地である北海道では、北方領土問題の発端となった8月を、昭和41年から「北方領土返還要求運動強調月間」と定め、この問題に対する道民の理解と認識を高めるため、関係機関と連携し、重点的に啓発事業等を展開しています。現在では、各都府県において地域における返還要求運動の推進基盤としての県民会議が発足し、昭和61年からは全国的な運動として展開されています。
 道内ではこの強調月間中、「北方領土返還要求北海道・東北国民大会」(8月7日、札幌市)や「ノサップ岬マラソン大会」(8月23日、根室市)を始め、各地で啓発パネル展、ポスターの掲示、署名活動など、啓発事業が重点的に行われます。
 また、道では現在、2月7日の「北方領土の日」を啓発するポスターのデザインを募集するポスターコンテストを実施しています。このコンテストでは、応募対象を全国の高校生以上の方とし、特に若者の北方領土問題への関心を高めようと、学生や高校生の賞も設けています。最近ではデザイン専門学校の学生から多くの応募をいただいており、前回、前々回とも学生の作品がポスターに採用されています。今年度の応募締切は9月30日です。応募の詳細は、道北方領土対策本部のホームページをご覧ください。
 戦後64年が経過し、北方領土返還要求運動の中心を担う元島民の方は、現在、平均年齢が76歳を超え高齢化が進んでいます。今後もこの運動を粘り強く継続するためには、若い世代を始め、一人ひとりがこの問題への理解を深め、どう解決していけばよいのかを一緒に考え、声を上げていくことが大切です。署名やポスターコンテストへの応募もその第一歩です。皆さんの北方領土返還要求運動へのご協力をお願いします。

お問い合わせ
北海道総務部北方領土対策本部
電話番号 011-204-5069
HP http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/hrt/hopporyodo/

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平成20年度ポスターコンテストの最優秀作品