小豆島芸術家村事業/アーティスト・イン・レジデンス2009

 美しい海と空、そしてオリーブの緑に恵まれた香川県小豆島の三都半島に「芸術家村」が誕生しました。
 この小豆島アーティスト・イン・レジデンス(小豆島AIR)は、若手芸術家を小豆島に招き、創作活動を支援するとともに、地域の人々との交流を通じて、文化芸術による地域の活性化を目的としたプログラムです。
 芸術家は滞在中、地域の文化、環境などからアイディアを得て、創作活動を行い、新たな作品を制作していくとともに、その成果発表や地域との交流プログラムなどを積極的に行っていきます。
 レジデンスを主催する「小豆島芸術家村実行委員会(構成‥香川県・小豆島2町)」では、第1回目として招へいする芸術家を全国から募集したところ、47名の応募があり、東京藝術大学の教授2名による書類選考及び面接選考の結果、2人の芸術家を招へいすることが決定しました。
 3月29日には、第1回目の招へい芸術家である椎名勇仁氏、林憲昭氏の両名を迎え、小豆島芸術家村の開村式を行い、2人の芸術家には、7月20日までの滞在期間中、旧小学校や旧幼稚園を活用したスタジオと宿舎を提供し、創作活動を行ってもらいました。また、子どもたちへのワークショップや2人の作品成果発表会(オープンスタジオ)を開催するなど、多くの地元住民との交流が図られました。
 小豆島AIRでは、本年9月から新たに若手芸術家3名を招へいする予定です。引き続き、若手芸術家の創作活動や地域の人々との交流プログラムにより地域が活性化され、本レジデンスがより充実したものとなることを期待しています。

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成果発表会(オープンスタジオ)ポスター