「富岩水上ライン」運航開始!「水辺のまち夢プラン」の取組み

 富山県は3,000m 級の立山連峰などに端を発する河川や湧水、運河、富山湾など「水の王国とやま」と言われるほど、水資源に恵まれています。豊かな水は県民の生活や産業を支えるとともに、清冽な水を蓄えたダム湖などは観光資源としても活用されるなど、全国に誇り得る本県の魅力です。この魅力を県内外に発信するため、県では、行政と県民との協働による水辺を生かしたまちづくり(「水辺のまち夢プラン」)を進めています。
 このプランに基づく水辺の新たな魅力づくりの一環として、7月に富山駅北の富岩運河環水公園から国指定重要文化財・中島閘門までを往復する「富岩水上ライン」の運航をスタートしました。県のソーラー船「sora(そら) 」と富山市のエコボート「もみじ」が共同運航しており(11月末まで)、地元ガイドによる案内により、水辺の美しい風景と歴史を巡るクルーズを楽しむことができます。
 「sora 」は太陽光パネルを装備した旅客船としては国内初のソーラー船で、排気ガスを出さず、エンジン音も静かな、環境にも人にもやさしいエコな乗り物です。船内には、高岡銅器や井波彫刻など、県内の伝統産業の技術を活用したシンボルが設置され、富山らしい船に仕上がっています。
 また、"「水辺」のまちの魅力"をテーマに、「水辺のまちフォトコンテスト」を開催し、県内各地での水辺を生かした魅力的な取組みを広く発信します。
 これらの取組みにより、地域の貴重な宝である水資源を生かした、魅力にあふれ、賑わいのある水辺のまちづくりを進めていきます。

お問い合わせ
富山県観光・地域振興局地域振興課
電話番号 076-444-4116

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ソーラー船「sora」