ネットパトロール事業を開始!

 和歌山県では、青少年を"ネットいじめ"等から守るため、県教育委員会や県警察本部等と連携し、6月9日より「ネットパトロール事業」を開始しました。
 この背景には、インターネットに絡む青少年の犯罪被害やいじめなどが後を絶たないことや、小中学校及び高等学校でのいじめ等の認知件数に占める"ネット上のいじめ等"の割合の増加など、青少年を取り巻くネット関連の環境悪化があります。
 ネットパトロールは、専門パトロール員により、「学校裏サイト」や「プロフ」「ブログ」などを携帯電話等で探索し、見つかった有害情報を県で集中管理し、内容ごとに専門機関に連絡します。
 有害情報の中で、学校関係のものは、県教育委員会を通じてそれぞれの学校等に資料提供し、教職員による生徒指導を行います。
 誹謗中傷など、悪質な情報を発見すればプロバイダ等に削除を要請します。
 刑罰法令に抵触する可能性のある情報は、県警察本部に連絡し、少年課等の担当課室では、捜査を行うとともに犯罪の防止に努めます。
 さらに有害情報の可能性のあるサイトを、携帯電話30台で継続パトロールし、サイトの動向を見守るとともにネット問題に関するWeb相談窓口を開設したり、情報モラル講座や啓発フォーラムを開き、青少年のネットモラルの向上や保護者への啓発に力を入れていきます。
 これらのほかに、ますます進展する情報化社会に対応するため、学識経験者を交えた実行委員会を組織し、事業の効果を検証していきます。
 このように行政・教育・警察の三機関が連携した全県的な取組みは全国でも初めてで、それぞれの特徴を生かし、共に手を携えながら、青少年の健全育成を目指していきます。

お問い合わせ
和歌山県環境生活部県民局青少年・男女共同参画課
電話番号 073-441-2502

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