「愛媛甘(えひめあま)とろ豚(ぶた)」物語

 愛媛県と言えば、「みかん」のイメージが強いのですが、意外にも中国四国地域で最も養豚の盛んな県でもあります。
 本県では、平成16年度から5年の歳月をかけ、農林水産研究所畜産研究センターにおいて、他県の有名ブランド豚に負けない本県独自の銘柄豚の研究開発に取り組み、高い肉質を誇る銘柄豚の開発に成功しました。そして、全国からの名称募集を経て、「愛媛甘(えひめあま)とろ豚(ぶた)」に名称を決定しました。
 この名称は、肉質の特長である「甘みのある独特の風味」と、「とろけるような脂身」を表現したものです。
 「愛媛甘(えひめあま)とろ豚(ぶた)」の開発に当たっては、全国でも希少価値の高い中ヨークシャー種を用い、専用飼料として本県が日本一の生産量を誇る裸麦を配合するなど、究極の味にこだわりました。その結果、オレイン酸が豊富で、脂肪の口溶けがよい肉質になり、「柔らかさ」、「ジューシーさ」、「脂身の美味しさ」の三拍子揃った、料理のプロが絶賛するものに仕上がりました。
 また、名称と併せて決定したロゴマークも、高級感のあるデザインとしています。
 この「愛媛甘(えひめあま)とろ豚(ぶた)」は、現在、県内養豚農家が飼育を開始したところで、平成22年4月の一般販売を予定しております。今後は、ブランド化のための販売戦略に基づき、首都圏等も視野に入れた県内外へのPR活動や、新たな加工品の開発等を行い、全国区のブランド豚として育てていきたいと職員一同張り切っております。
 瀬戸内海を渡る"しまなみ海道"や3,000年の歴史を誇る名湯"道後温泉"等の観光を兼ねて、是非「愛媛甘(えひめあま)とろ豚(ぶた)」を食べにおいでなもし。

お問い合わせ
愛媛県農林水産部農業振興局畜産課
電話番号 089-912-2576

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「愛媛甘とろ豚」ブランドロゴマーク