「東京2009アジアユースパラゲームズ」を開催~二つの世界新記録誕生~

 9月11日から13日にかけて、アジア最大規模のユース(14歳から19歳)の障害者スポーツ大会「東京2009アジアユースパラゲームズ」が開催されました。
今回の大会には、31ヵ国・地域から849名の選手・役員が参加し、東京体育館や国立霞ヶ丘競技場などで陸上、ボッチャ、ゴールボール、水泳、卓球、車いすテニスの6競技が行われました。ユース世代による障害者国際スポーツ大会は、2003年の香港大会以来2回目です。
 競技に先立ち、9月10日の開会式で、大会会長の石原知事は、「『東京2009アジアユースパラゲームズ』が東京で開催できることを誇りに思います。文化や言葉の違いを超えて互いの友情を育み、スポーツを通じてアジアの結束を強めてもらいたいと思います。本大会が子供たちに夢と感動を与え、かけがえのない財産として引き継いでいけるよう、パラリンピックムーブメントの発展の契機となるよう、願っております。」とあいさつし、開会宣言を行いました。
 陸上と水泳の2競技では、二つの世界新記録も生まれました。アジアパラリンピック委員会のザイナル・アブ・ザリン会長は、「全体的にみて高いレベルで競技が繰り広げられ、この地域の若い選手たちが将来、世界規模の大会で活躍する可能性を感じました。明らかに、アジアユースパラ競技大会は高い競技性と普及発展の両面を満たし、アジアにおけるパラリンピックムーブメントの認識向上に貢献しています。」と評価しています。
 今大会で交流と友情を深めた選手の多くは、2012年ロンドンパラリンピック出場を夢見ています。その夢が2012年はもちろん、2016年にもつながり、更に活躍する姿が見られるよう、今後とも応援をよろしくお願いします。

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開会式での選手の入場行進