チューリップ球根出荷量日本一! 富山産チューリップの魅力を全国へ
チューリップを県花に掲げる富山県は、球根出荷量日本一、品種保有数日本一など、名実ともにチューリップ王国です。
富山県のチューリップ球根栽培は90年以上の歴史があり、冬の積雪により球根が植え付けられた地中の温度・湿度が一定に保たれ、寒さの被害や害虫の発生が少なく、豊富な雪解け水にも恵まれるなど、県の自然条件を生かした産業として発展してきました。徹底した管理の下に生産される富山産チューリップは、高品質な球根として県内外の種苗業者からも高い評価があります。また、新品種の育成にも力を入れてお
り、これまで県や生産者が育成した116品種も含め、県内では色や形が多彩な約450品種が栽培されています。特に「黄小町」や「夢の紫」など4品種は、球根生産量世界一のオランダでも生産され、国際的な評価を受けています。
県では、チューリップの魅力を更に広める取組みを支援しており、子どもたちにチューリップを育てる楽しみを体感してもらう花育(はないく)事業も進めています。
また、富山県花卉球根農業協同組合の呼びかけで、今年4月「日本チューリップ協会」が設立され、チューリップ文化の創造と普及を目指して、今後さまざまなイベント・交流などの活動が進められます。
同組合では、栽培方法を始め、球根にまつわる多様な話題を全国に発信するほか、Web限定の希少品種を含む150種以上の球根のインターネット販売も行っています。
今年は天候にも恵まれ、球根は豊作となりました。来春には、色とりどりのきれいなチューリップの咲く姿を思い浮かべ、是非富山産チューリップを植えてみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
富山県農林水産部農産食品課
電話番号 076-444-3284