山口の魅力を映像で発信!
山口県は、三方が海に開け、日本最大のカルスト台地・秋吉台など豊かな自然と、大内文化を伝える建築物や明治維新で活躍した偉人たちなどの史跡が数多く残っています。このため、映画の舞台となることが多く、近年、さまざまな作品のロケ地に選ばれています。
県では平成15年に、山口県フィルム・コミッションを設置し、撮影に適した地域や施設等の情報提供、道路や公共施設等の使用手続きなどについて、これまでに多くの作品を支援し、山口県の持つさまざまな魅力を多くの方に発信してきました。
こうした中、瀬戸内海側の街・防府の昭和30年代の街並みをアニメで再現した映画『マイマイ新子(しんこ)と千年の魔法』が、この山口県フィルム・コミッションの協力の下、製作され、11月から全国で公開されます。
この作品は、山口ふるさと大使※で山口県防府市出身の芥川賞作家・髙樹のぶ子さんが、自らの幼少時代をモデルに描いた自伝的小説『マイマイ新子』をアニメ化したものです。この映画は、防府市より提供された資料や方言指導等の協力により、当時の様子を見事なほど忠実に再現したものとなっています。
また、公募で選ばれた県内在住の小中学生2人が声優として作品に参加しています。
県では、山口ふるさと大使である作者の髙樹のぶ子さんとあわせて、主人公の「マイマイ新子」も特別大使に任命しました。山口宇部空港などさまざまな場で活用を図り、山口県のPRを行うことにしています。
今後もフィルム・コミッションと連携しながら、ロケーション撮影の誘致を行い、山口県の魅力を映像で全国に発信していきます。
※山口ふるさと大使:山口県をPRしていただくため、県外で活躍されている県ゆかりの著名人が就任。現在、27人の方が就任。
お問い合わせ
山口県観光交流課
電話番号 083-933-3170
山口ふるさと大使(特別大使)のマイマイ新子(右)
(c)2009 髙樹のぶ子・マガジンハウス/
「マイマイ新子」製作委員会