ケンビ×ゲンビ「ラブラブショー」

 この冬、青森県立美術館が贈る企画展・ラブラブショー。ちょっと惹かれるタイトルの展覧会ですが、テーマはずばり「出会い」。本展は、建築や展示作品が全国で話題になっている十和田市現代美術館との同時開催となっており、二つの美術館同士の「出会い」も実現しているユニークな展覧会です。
 表現の「出会い」はさまざま。美術という狭い枠にとらわれず、漫画、デザイン、音楽、映像などさまざまな創作活動を行っているアーティストやクリエイターたちが、華やかで賑やかな空間を作り上げます。絵画×写真、漫画×映像、立体×デザインなどジャンルの枠組みを越えたコラボレーションにより、展示空間そのものをキャンバスに見立てたインスタレーションが構成され、まさに「今、ここでしか見ることのできない展覧会」となるのです。
 作家と作家が出会い、作家は両館の特徴的な展示空間と出会い、その出会いの相乗効果で、これまでにない新鮮で刺激的な作品・インスタレーションが展開されます。
 そして、それらの作品は、観客との「出会い」によって更に刺激的で新鮮な体験へと変わり、やがて、理解や共感といったものが呼び起こされることでしょう。本展は、さまざまな「出会い」を通して、「表現」の可能性と、新しい「価値」を生み出すことを目的とした企画となっています。
 会期中には、青森県立美術館(青森市)と十和田市現代美術館(十和田市)をつなぐ無料シャトルバスも運行しますので、二つの会場での「出会い」が楽しめます。移動手段としての利用はもちろんですが、クリエイターが内装等を手がけた特殊仕様のバスは、展覧会の一部、作品観賞の一つとして楽しんでいただきたいと考えています。
 県内二つの地域をアートで結ぼうという新しい試みの展覧会、美術館でそっと「恋」をしてみませんか。

お問い合わせ
青森県立美術館
電話番号 017-783-3000
HP http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/28/

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 「Realistic Virtuality( Future / Past)」2003年
参考作品) 秋山さやか(美術家)
 「あるく 私の生活基本形 青山 2003年6月9日~7月13日」2003年