糸魚川ジオパークが国内初の世界ジオパークに認定 今年の冬は東西日本の結節点 新潟県にお越しください
本年8月、中国の泰安市で行われた世界ジオパークネットワーク協議会で、本県の糸魚川ジオパークは北海道の洞爺湖有珠山、長崎県の島原半島とともに、地質の世界遺産とも言える世界ジオパークに国内で初めて認定されました。糸魚川ジオパークはフォッサマグナの上に位置し、日本列島を東西に分ける断層「糸魚川静岡構造線」や、国内では数少ないヒスイの産地である「青海川ヒスイ峡」など、24ヵ所がジオサイト(地質見学地)として全域に点在しており、地球の長い歴史の中で刻まれてきた大地の営みを見てとることができます。
青海川ヒスイ峡 糸魚川静岡構造線の断層露頭
さて、糸魚川ジオパークで見学できる「糸魚川静岡構造線」のように、新潟県がさまざまな生活文化の点で日本列島の東西の結節点に当たることはご存知でしょうか。
食文化をその一例に挙げると、年越しに食べる「年取り魚」は本県の南西部、上越地域ではブリですが、北東部の下越地域ではサケを食べます。餅も上越や佐渡では関西風の丸餅ですが、下越では関東風の角餅になります。
かつて新潟県の上越地域は北陸を経由して関西地方の影響を受けました。一方、本県の中央から北東部に当たる中・下越地域は、信濃川や阿賀野川の水運を利用していたため、群馬・長野・福島といった内陸部の影響を受けました。
こうした歴史的背景があるためか、新潟県内では地域ごとにさまざまな食文化が育まれており、それぞれの地域で魅力あふれる「食」に出会うことができます。
村上のサケ料理 布海苔へぎそば
佐渡の寒ブリ漁 西洋なしの貴婦人 ル レクチェ
本県では、現在「うまさぎっしり新潟」と題して、新潟デスティネーションキャンペーンが開催されています。キャンペーン期間は12月31日までです。皆さん今年の冬は是非新潟県にお越しいただき、個性豊かな新潟の「食」をご堪能ください。
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