2016年夏季オリンピック・パラリンピック開催地はリオデジャネイロに決定
現地時間10月2日(金曜日)、コペンハーゲンで開催されたIOC総会で投票が行われ、ブラジルのリオデジャネイロが2016年夏季オリンピック・パラリンピックの開催都市に決定しました。シカゴ、東京、リオデジャネイロ、マドリッドの四つの立候補都市による最終プレゼンテーションを経て、東京は惜しくも2回目の投票で落選しました。
この決定を受け、東京オリンピック・パラリンピック招致委員会会長の石原知事は次のようにコメントを発表しました。
〈石原会長コメント〉
このたび、誠に残念ながら、東京は2016年のオリンピック・パラリンピック開催都市になることができませんでした。応援していただいた都民、国民、アスリート、各界の皆様に、心から感謝申し上げるとともに、招致活動の機会を与えていただいたロゲ会長を始めとするIOC委員の皆様にも心から感謝申し上げます。
東京は、クーベルタン男爵の理念に則り、引き続きオリンピックムーブメントの発展に取り組むとともに、この間の貴重な経験を生かして、環境問題等に更に積極的に取り組みながら、世界の都市の発展に寄与したいと考えています。
最後になりますが、リオデジャネイロが2016年オリンピック・パラリンピックの開催都市に選ばれましたことを心よりお喜び申し上げるとともに、大会の成功を心より祈念します。
東京の思いは叶いませんでしたが、東京の計画内容やプレゼンテーションの水準については、非常に高く評価され、東京のみならず、日本の環境に対する先進的な取組みを世界の皆様にご理解いただくことができました。そして、都民、国民が一丸となって、チームとして招致活動に取り組んできたことは、東京に、そして全国に大きな財産を残すことができたと思います。
最後まで応援いただいた都民、国民の皆様に対して、改めて感謝を申し上げます。