県民総ぐるみでの地産地消を目指して
近年、食の安全・安心の確保や環境負荷軽減などにつながることから、地元でとれた食べ物を地元で消費する「地産地消」への期待が高まっています。県では、この活動が更に広まるよう、今年度から新しい取組みを行っています。
県民総ぐるみでの地産地消を推進するため、新たに「とやま地産地消県民会議」を設置し、県産品の生産・供給体制の強化や消費拡大のための具体的な方策について検討しています。
また、地産地消に取り組む企業・団体、個人を「とやまの旬」応援団として募集しています。団員による地産地消のPR活動を推進するとともに、その活動を広く県民に紹介していきます。
さらに、県産の農林水産物が年間を通じて最も多く出荷される11月を「とやま地産地消推進月間」とし、県産品に付いているシールなどを集め応募すると抽選で県産品をプレゼントする「県産品購入ポイント制度」の実証や、小・中学校の学校給食に
地場産品を積極的に活用するなど、地産地消に関する取組みを集中的・重点的に実施します。
これらに加え、県民が親しみを持って地産地消活動に取り組めるように、富山らしさを盛り込んだシンボルマークとキャッチフレーズを決定しました。シンボルマークは、子どもが元気よく富山の食材をほおばる様子を、温かみのあるイラストで表現し、県の形をモチーフとした大きな口の中には、富山の食を代表するブリ、米、白ねぎ、豚肉を描いています。キャッチフレーズ「おいしさ キトキト とやま産」には、キトキト(富山の方言で"新鮮"という意味)でおいしい食材を県民全員で支え、育てようという願いを込めています。
今後、地産地消が進むことで、県内の農林水産業はもちろん、食品分野などの関連産業の振興、さらには環境保全や地域の活性化にもつながります。県では、地産地消が県民運動として展開されるよう、積極的な取組みを進めていきます。
お問い合わせ
富山県農林水産部農産食品課
電話番号 076-444-3271