三重県立美術館企画展「大橋歩展」 【平凡パンチからアルネまで】
三重県立美術館では、10月24日から12月6日まで、「大橋歩展」を開催します。
雑誌「平凡パンチ」創刊から7年間、390号もの表紙を描いた大橋歩(1940~)。その後、「ピンクハウス」のポスターでは更に斬新な表現で見る者を魅了してきました。
三重県に生まれ、現在もイラストレーター、デザイナー、エッセイストとして多方面で活躍する大橋歩は、その独自の感性の下、常に時代の求める雰囲気を先取りしてきたアーティストです。
最近では自ら創刊した雑誌「アルネ」の企画・取材・編集を行い、洗練されたライフスタイルを提唱し、女性の支持を集めてきました。
本展覧会では、学生時代の作品から新作に至るまで、40年以上にわたる大橋の仕事を余すところなく紹介します。
さまざまな顔を見せる大橋歩の世界を体感していただけるまたとない機会となるに違いありません。
特に、今回は、「平凡パンチ」表紙原画約270点と実際の「平凡パンチ」との並列展示を行いますが、こうした試みは、はじめてのものです。
いわゆる「団塊の世代」の方、ファッション、おしゃれに興味のある方を始め、大橋歩の鋭敏な時代感覚を楽しみたい多くの方々のご来館をお待ちしています。
お問い合わせ
三重県立美術館
津市大谷町11
電話番号 059-227-2100
HP http://www.pref.mie.jp/bijutsu/hp/
「平凡パンチ」創刊号表紙原画/ 1964年