「ドクターヘリ」の運航を開始!

 山口県は、県土の約7割を中山間地域が占め、多くの有人離島があるなどの地理的な特性があります。また、非常に重症な救急患者を24時間体制で受け入れ、高度な診療を行う救命救急センターが瀬戸内海側に設置されていることから、救急患者が救命救急センターなどへ搬送されるまでに時間を要したケースもありました。
 生命の危険にさらされたとき、いかに早く適切な初期治療を受けるかが、生死を分け、後遺症にも大きく影響すると言われています。
 このため、一人でも多くの方が、より迅速な救急医療や適切な高度医療を受診できるよう、1月から、山口大学医学部附属病院により、救急医療用ヘリコプター「ドクターヘリ」の運航が開始されます。
 ドクターヘリは、基地病院となる山口大学医学部附属病院に常駐し、機内には、超音波診断装置や自動心臓マッサージ器、患者監視モニターなどの救急医療に必要な医療機器や薬品を搭載しています。消防機関からの出動要請を受けると、救急医療専門の医師や看護師が搭乗して、数分で離陸し、山口県全域におおむね30分以内で到達します。
 山口県では、ドクターヘリの導入に併せ、救命救急センターの連携を強化するなど、救急医療体制の一層の充実・強化を図っていきます。

お問い合わせ
山口県地域医療推進室
電話番号 083-933-2924

空飛ぶ救急センター「ドクターヘリ」