ハートをアートに込めて「第10回全国障害者芸術・文化祭とくしま大会」開催
障害者の芸術・文化活動への参加を通じて、全国の皆さんに障害への理解と認識を深めていただき、障害者の自立と社会参加の促進を図る「第10回全国障害者芸術・文化祭とくしま大会(愛称:ハート&アートとくしま)」が12月10日から12日までの3日間にわたって開催されました。
中四国では初開催となった今大会では、「みんなが参加できる大会」「交流ひろがる大会」「徳島ならではの大会」「情報発信する大会」の四つの運営方針に基づき、さまざまなイベントが開催されました。全国の障害のある方から募集した750点を超える美術・文芸作品の展示や、県内の障害のある方から募集した18組による舞台芸術の発表、県内で活躍する障害者アーティストの方々による制作実演など、障害のある方が主役となったイベントが多数実施されたほか、徳島が誇る伝統芸能・阿波人形浄瑠璃に字幕・手話・副音声を加えた「バリアフリー阿波人形浄瑠璃」や阿波おどりも実演され、「徳島らしさ」あふれる大会となりました。県内外の著名人によるイベントや、各種福祉機器の展示、手話や点字の体験などもあり、会場には障害の有無にかかわらずたくさんの方が参加。芸術にかける熱いハートと、大会を支援する優しいハート、参加する方の感動のハートなど、たくさんのハートがアートに込められた大会となりました。
徳島県では、このような大会の開催のほか、障害者の自立と社会参加の促進に向けた、障害者の活動と交流の拠点として「県立障害者交流プラザ」を平成18年に設置し、芸術や文化、スポーツ活動などを通じて障害者の社会参加の支援を行っています。たくさんの方にご利用いただき、平成22年には利用者が50万人を突破しました。これからもこのような取組みを加速し、誰もがお互いを尊重し合える社会の実現を目指してまいりたいと考えています。
出演者が一堂に会したフィナーレ