公用車の事故減少に向けて

 高知県では、公用車の自動車保険(任意保険)契約をしている東京海上日動火災保険株式会社と、公用車での交通事故減少を目的とした「公用車事故減少プロジェクト」の協定を平成22年12月1日に締結しました。
 知事部局における公用車の事故は、年間30件から40件発生しており、特に本年度は前年度を上回るペースで発生しています。事故の形態はさまざまですが、中には、相手の方がケガをしたり、自動車に損害を与えることもありました。
 そこで、県では、カメラ付きドライブレコーダーを公用車5台に設置し、車輌ごとに、急発進や急ブレーキ、急ハンドルといった、運転操作中のいわゆるヒヤリハットの場面の約20秒間の映像を記録し、さまざまなデータを収集することとしました。
 このデータに過去に発生した公用車での事故の状況を加え、事故の傾向や発生原因等の分析を行い、それらをもとに、職員の事故防止に向けたオリジナルのテキストを作成します。それを活用して職員を対象とした安全運転講習会を開催し、交通事故の減少につなげていくことを目指しています。
 この取組みを実施することで、職員の安全運転についての意識の向上と、不注意などによる事故の減少を目指します。
 また、こうした取組みを職員だけでなく、県民の皆さまにも知っていただくことで、県内の交通事故の減少につなげていきたいと考えています。あわせて、事故による公用車の修理費用や保険料の削減、急発進、急ブレーキなどを減らすことによる燃費向上などコストの縮減にもつながるものと期待しています。

お問い合わせ
高知県総務部行政管理課
電話番号 088-823-9157

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カメラ付きドライブレコーダー