ビジネスグランプリ in 新潟を開催
新潟県では、「県経済の活性化には成長を志向する新規創業・第2創業の育成が重要な課題である」という考えに基づき、昨年、新潟市に本社を置くベンチャーキャピタルを設立しました。これは資金、情報、人材の結節点となり、起業やベンチャー企業を育成するためのものです。
また、創業資金の一部を補助し、若者や身近な創業を後押しする起業チャレンジ奨励事業もスタートさせました。
さらに、社会のためになるサービスを提供し、自らの努力で起業した人が社会的に尊敬される風土を地域に根ざすことも必要であることから、教育機関・地域企業・商工団体が連携し起業家育成プログラムを作成する〝新潟発〞起業家育成推進事業も進めています。
その事業の一環として、起業を目指す方々を対象に、起業という夢の実現に向けた取組みや起業家教育の重要性などについて考える「起業家フォーラム in 新潟」を開催し、そのフォーラムの中で、高校生や大学生が考えた新しいビジネスプランを審査する「ビジネスグランプリ in 新潟」を実施しました。
高校生を対象とした「U-18」の部では「こんな新しいビジネスで起業がしたい」というテーマの作文、大学生・短大生等を対象とした「キャンパスベンチャー」の部では新しいビジネスプランの事業計画書の募集を行いました。応募総数は218作品にのぼり、そのうち「U-18」の部から七作品、「キャンパスベンチャー」の部から2作品を優秀賞として選出し、受賞者自身によるプレゼンテーションを経て最優秀賞作品を決定しました。
その結果、最優秀賞である知事賞に輝いた県立新発田商業高等学校1年、居城彩可さんのアイデアは、食材の消費期限を知らせる冷蔵庫で、消費期限を音声ガイドで知らせるほか、余った食材でレシピも表示するというものです。若者らしい発想で今後のビジネスにつながることを期待しています。
今後もこうした取組みを県内に広めることで、若者の起業家精神のかん養を図り、新たな起業が促進されることにより、新潟県の経済、社会の活性化につなげていきます。
お問い合わせ
新潟県産業労働観光部産業政策課
電話番号 025-280-5234
ファックス番号 025-285-3783
ビジネスグランプリ in 新潟には泉田知事も出席しました。