看護師さんへの感謝のラブレター
滋賀県では、看護職の魅力を啓発し、看護師を目指す若者を応援するため、今年度、初めて「看護師さんへの感謝のラブレター」を募集しました。
県民の皆さんから165通の応募があり、最優秀賞1名、優秀賞2名、入賞5名が選ばれました。
最優秀賞の作品には、チューブにつながれた我が子を前に途方に暮れる母親を励ます看護師さんの言葉が選ばれました。また、優秀賞の作品には、ストレッチャーで学校へ通う小学6年の女の子が、入学以来毎日、学校でお世話になっている看護師さんとの心温まるエピソードと、現在も白血病と闘う高校3年生の女子学生が、生きる勇気を与えてくれた看護師さんへの思いがつづられていました。
どの作品も、生きていくことや病気と向き合うために看護師さんの言葉やかかわりが大きな支えとなっていることが表わされており、看護職の尊さが伝わる素晴らしい作品でした。
そして、これら優秀な作品をもとに、滋賀県出身のシンガーソングライター佐合井(さごい)マリ子さんが作詞・作曲し、「ひとつの力、大きな力」という楽曲が完成しました。
去る12月25日クリスマスの日、滋賀県立小児保健医療センターのロビーで、表彰式と楽曲発表会を開催しました。受賞者やその家族、病院の入院患者や看護師、医師の皆さんなど約100人が参加し、優秀作品の朗読と佐合井さんの透きとおる歌声に、笑顔と涙が会場に満ちあふれました。
応募者の皆さんからは、「これまで言えなかった看護師さんへの感謝の気持ちを伝えることができ本当に良かった。」という声が多く寄せられました。また、現場の看護師さんからは、「ありがとうと言いたいのは、私たちの方です。私たちも患者さんやご家族の皆さんから、本当に多くのことを学ばせていただいています。」と、人としての素晴らしい姿勢と看護職への誇りがうかがわれました。
今後、この楽曲をテレビやラジオのCMで活用し、看護師を目指す若者や現役の看護師さんへの「応援ソング」として、また人と人をつなぐ「ありがとうソング」として広報していきます。
お問い合わせ
滋賀県健康福祉部医務薬務課
電話番号 077-528-3633