北関東3県でドクターヘリの広域連携を開始します

 群馬、栃木、茨城の北関東3県は、広域連携による救急医療体制の充実を図るため、3月に「茨城県、栃木県及び群馬県ドクターヘリ広域連携に係る基本協定」を締結しました。3県でのドクターヘリ3機の連携は、全国でも初めてです。
 ドクターヘリは、群馬県は21年2月から、栃木県は22年1月から、茨城県は22年7月から導入しています。3県は昨年の夏から、相互協定に向けて協議してきました。
 協定により、ドクターヘリの出動要請が重複したり、大きな事故で多数の傷病者が発生したりして、自県だけで対応できない場合には、隣県のヘリが県境地域をカバーできるようになります。これにより、救命率が向上し、救急医療体制の一層の充実が期待されます。
 連携範囲は、当面、各県の基地病院から半径50km 圏内を目安とし、地形的な面も考慮して決定しました。
 群馬県のヘリは栃木県南西部の3市町と日光市足尾地区、鹿沼市粟野地区を、茨城県は栃木県東部の9市町を、栃木県は群馬県東部の10市町と茨城県西部の8市町に出動できるようになります。
 今後、他県の消防や医療機関との連携についての訓練やシミュレーションを行い、23年度早期の運用開始を目指します。

お問合せ
群馬県医務課
電話番号 027-226-2534
ファックス番号 027-223-0531

gunma201104-2.jpg栃木、茨城との連携を始める群馬県のドクターヘリ