関西広域連合が一丸となって、東北地方太平洋沖地震被災地を支援

東北地方太平洋沖地震の発生

 3月11日、観測史上最大となるマグニチュード9.0の大地震が発生し、東北地方を中心に甚大な被害がもたらされ、多くの尊い生命が失われました。
 この大災害に際して、関西広域連合構成府県は、16年前、阪神・淡路大震災の被災地である関西だからこそ、その経験と教訓を生かし、一つにまとまり、持てる力を結集して、被災地に対し、できる限りの支援をすることを直ちに決定しました。

関西広域連合の構成府県で連携して被災地支援

 支援を迅速かつ的確に行うため、特に被害の大きな福島県、岩手県、宮城県に対し、主として京都府と滋賀県は福島県、大阪府と和歌山県は岩手県、兵庫県と徳島県と鳥取県は宮城県を中心に支援しています。
 また、各被災県に関西広域連合の現地連絡所を開設し、被災地のニーズを的確に把握した上で、情報を広域連合に集約することにより、構成府県が効果的な支援を行います。

被災地への支援内容

 関西広域連合は、被災地・被災者の支援に全力を挙げて取り組みます。非常食、毛布、防寒着、仮設トイレなどに加え、ブルーシート、ポリタンク、ベビー用品等、きめ細かい視点で構成府県が分担して支援物資を集め、日々変化する現場の状況に応じていち早く提供しています。
 また、避難者への心のケア対策、全国から集まるボランティアの調整、建物の応急危険度判定等のための職員のほか、復旧・復興の段階に応じて、土木・建築、農林水産等の技術者等の派遣など、構成府県の専門的人材を結集して対応していきます。
 さらに、関西広域連合のスケールメリットを生かせば、数万人規模の一時的避難者を受け入れることも可能です。既に、公営住宅の提供を開始し、高齢者、入院患者等の災害弱者の病院や施設への紹介、転入学手続きの簡素化による児童生徒の受入れ等の窓口も開設しています。
 今後も状況の推移を見極めながら、関西広域連合構成府県が一丸となって積極的な被災地支援を行っていきます。

お問合せ
兵庫県防災計画課広域企画室
※関西広域連合において、広域防災を兵庫県が担当しています。
電話番号 078-362-9833