楽しみながら郷土の魅力を知ることができる「上毛かるた」の副読本やガイドマップを作成

 群馬県には、子どもから大人まで、広く県民に親しまれている「上毛かるた」があります。
 昭和22年に作成された「上毛かるた」は、44枚の札に、本県の名所、歴史、名産品などが読まれています。かるたで遊ぶことを通じて、本県の歴史や文化などを学ぶことができるため、学校の授業や地域の競技大会など、様々な形で活用されています。
 21年度には「『上毛かるた』で見つける群馬のすがた~知れば、もっとぐんまが好きになる!~」を作成しました。かるたの句に読まれた由来や歴史などを解説し、句の意味を理解しながら、本県の魅力を再認識できるように作られています。小学4年生が郷土のことを学ぶための副読本として、県内の小学校などで活用されています。県内の書店などで一般販売したところ、年間2万冊を売り上げました。
 また3月には、上毛かるたを通じて多くの人に本県の魅力を再発見してもらおうと「『上毛かるた』ゆかりの地 文化めぐり」を作成しました。
 例えば「草津よいとこ薬の温泉(いでゆ)」と読まれた草津温泉のページには、温泉街や名所、駐車場やトイレの場所などの情報を掲載しています。そのほか、読み句にちなんだ知られざる歴史や文化を掲載するなど、札にゆかりのある土地を実際に訪ね、その周辺を歩くことができるガイドマップになっています。
 さらに、4月から県広報番組も「ぐんま一番~上毛かるた編~」としてリニューアルし、札に読まれた歴史・人物・名所などをテーマに、県内各地を紹介します。

お問合せ
群馬県文化振興課
電話番号 027-226-2593
ファックス番号 027-223-3984

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