子ども条例を制定しました。

 三重県では、子どもが豊かに育つことのできる地域社会の実現を目指して、4月1日から「三重県子ども条例」を施行しました。

1 三重県子ども条例の特徴

 条例では、「子どもを権利の主体として尊重する」、「子どもの最善の利益を尊重する」、「子どもの力を信頼する」の三つを基本理念とし、子ども一人ひとりが力を発揮して育つことができる社会づくりに向けて、様々な主体が相互に連携、協働して取り組むこととしています。
 また、県の施策の基本事項として、

  1. 子どもの権利について学ぶ機会の提供
  2. 子どもが意見を表明する機会の設定
  3. 子どもの主体的な活動への支援
  4. 子どもの育ちを支援する人材育成と環境整備
    などを定めています。

2 制定までの取組

 条例制定に当たっては、「条例について考えよう!こども会議」などに、多くの子どもたちが参加して、話し合いが行われました。(26グループ、392名) 各「こども会議」の意見は、子どもたちの手でまとめられ、条例検討会議との意見交換などを通して、条例の検討に生かされました。
 今後は条例に基づく取組の充実とともに、子どもの育ちと地域の状況等の調査や施策に対する評価を行いながら、子どもが豊かに育つ地域社会づくりを推進します。

お問合せ
三重県健康福祉部こども局こども未来室
電話番号 059-224-2269

mie 201107.jpg

「こども会議」の様子