解き放て 日本ワインの実力!国産ワインコンクール
今年で9回目を迎える国産ワインコンクール(Japan Wine Competition)は、国産ぶどう100%で造られたワインのみを対象とした日本で唯一のコンクールです。
このコンクールは、国産原料ぶどうを使用した国産ワインの品質と認知度の向上を図るとともに、それぞれの産地イメージと国産ワインの個性や地位を高めるために開催しており、今年度は全国23道府県の98ワイナリーから、過去最高となる717点のエントリーがありました。
7月20日~21日の2日間にわたり、外国人審査員のボルドー大学醸造学部教授 ジル・ド・ルベル氏、日本在住のマスター・オブ・ワイン ネッド・グッドウィン氏を始め20名の審査員により審査を行い、337点の受賞ワインが誕生しました。
8月27日(土曜日)には、このコンクールで金賞、銀賞などを受賞した約300点のワインを試飲できる公開ティスティングを開催しましたが、参加者を募集したところ申込みが殺到し、募集開始から僅か3日で締め切らざるを得なくなるなど人気の高いイベントとなっています。
また、出品ワインの品質も回を重ねるごとに向上しており、受賞ワインは在外公館のレセプション等でも使用されるようになりました。
さらに、品質の向上は販路拡大にも良い影響を与えています。例えば、山梨県ワイン酒造協同組合等では、世界的な和食ブームの中、和食に合うワインとして、甲州種ワインの欧州輸出プロモーションを実施しており、平成23年度は複数のワイナリーが輸出を開始するなど、着実に成果を上げています。
国内のワイナリーが切磋琢磨する中で、国産ワイン全体の品質が向上し、競争の激しい世界市場でも十分通用するワインが育ってきています。
山梨県は、日本を代表するワイン産地として、全国の主要なワイン産地、日本ワイナリー協会、山梨大学ワイン科学研究センターなどと協力しながら、ワイン産業の発展のため、当コンクールを充実させていきたいと考えています。
【お問合せ】
国産ワインコンクール実行委員会事務局(山梨県産業労働部産業支援課内)
電話番号 055-223-8871
HP http://www.pref.yamanashi.jp/jwine/
今回のコンクールで金賞に輝いた18点のワイン
審査は、ジル・ド・ルベル氏(上の写真右端:ボルドー大学)や
ネッド・グッドウィン氏(下の写真:マスター・オブ・ワイン)を始め20 名の審査員が行った。