山梨県・アイオワ州姉妹締結50周年~青少年に託された未来の交流~
山梨県とアイオワ州の姉妹関係は、昭和34年に、本県が未曽有の台風災害に見舞われた際、アイオワ州から35匹の種豚と1,500tもの飼料用トウモロコシが送られたことから始まりました。
姉妹締結50周年に当たる本年、横内知事を始め、県議会議員や青少年など、総勢65名が同州を訪問。8月12日、山梨を愛する多くのアイオワ州の方々とともに、両県州の友好交流のシンボルである「平和と友情の鐘」の再奉納式に参加し、これまでの交流の歴史と友情を確かめ合いました。州議会議事堂近くにあるこの鐘は、昭和37年に本県がアイオワ州からの善意への返礼として贈ったものですが、鐘楼が老朽化していたため、今般、州の方々の寄付により修復されました。再奉納式の後には、東日本大震災で亡くなられた方々を追悼するため、参加者により鐘が鳴らされました。
「平和と友情の鐘」をつく横内知事(中央)とブランスタッド知事(右)
また、13日の記念式典では、両県州の青少年が立ち会う中、横内知事とブランスタッド知事が、これまで築いてきた友情と信頼関係を維持し、教育や文化、青少年交流などを促進していくことが盛り込まれた覚書に署名。友好関係を次の世代に託していくことが確認されました。
青少年の立会いの下、記念式典で覚書に署名する両知事
アイオワで出版された絵本『スイートコーンとすし~アイオワ山梨物語~』の中で、「両県州の絆は、絹でできたリボンであり、絹糸の一本一本は細く弱くても、何本も集まり、重なり合ったとき、強くて美しいリボンになる」とあります。今後は、未来を担う子どもたちの交流を促進することにより、末永く豊かな関係を築いていきます。
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山梨県観光部国際交流課
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