磐梯山地域、日本ジオパークに認定
9月5日、福島県の磐梯山地域(北塩原村、磐梯町、猪苗代町)が、秋田県の男鹿・大潟地域と共に東北で初めて「日本ジオパーク」に認定されました。現在、20の地域が認定されています。
ジオパークとは、地球の活動の遺産を見所とする自然の公園です。地質や地形だけではなく、すばらしい景観や貴重な動植物を始め、文化や歴史、さらにはおいしい食べ物や温泉など、大地の上の全てのものをまるごと楽しもうというもので、大地を楽しく学ぶテーマパークです。
今回認定された磐梯山地域は、火山活動が盛んな地域として知られています。「天に達する磐(いわ)の梯(はしご)」と言われた福島県のシンボル「磐梯山」を始め、噴火によってできた裏磐梯湖沼群など変化に富んだ地形が大地の活動を感じさせてくれる場所です。また、空海や最澄らと並び称される平安時代の僧・徳一が建立した「慧日寺」跡など貴重な文化遺産が存在する場所でもあります。こうした宝を発信すべく、これまで地元の北塩原、磐梯、猪苗代の3町村を中心に、「磐梯山ジオパーク協議会」を組織し、ジオサイトの選定、ガイドの育成、講演会の実施などに取り組んできました。
今回の認定は、そうした取組が実を結び、東日本大震災以降、大きく減少した観光客の回復に向けた明るい話題となりました。これを弾みに、当県の復興が一段と進むことを期待しています。
この磐梯山地域の魅力を全国的に発信し、多くの皆さんに磐梯山ジオパークを訪れていただけるよう努力するとともに、今後はさらに世界ジオパークの認定を目指し取り組んでいきます。
全国の皆さん、是非、磐梯山ジオパークにお越しください!
【お問合せ】
福島県企画調整課
電話番号 024-521-7129
磐梯山と桧原湖