かごしまねんりん大学を開設
鹿児島県では、県が積極的に推進している「共生・協働の地域社会づくり」の主要な担い手としての高齢者リーダーなどを養成する「かごしまねんりん大学」を、9月10日に、かごしま県民交流センター( 鹿児島市) を主会場として、開設しました。
この大学は、おおむね60歳以上で地域活動に取り組む意欲のある県民の方々に対し、社会参加のために必要な知識などを修得していただく機会を提供するもので、より多くの高齢者リーダーなどを養成するため、体系的なコースプログラムを設定しています。
具体的には、これから社会参加を始められる方々に基礎的な知識などを学んでいただく「地域デビュー総合コース」、現在も地域活動に参加されている方々に実践的な知識を学んでいただく「実践力養成コース」、特にボランティア活動をやってみたいと考えている方々を対象とした「ボランティア養成コース」の三つの選択コースを設けました。
これらのコースでは、受講生の方々が、すぐに社会参加して、地域課題にも対応できるよう、現地研修を組み入れたり、地域活動を行う上で不可欠になっているパソコン操作に関する講座を設けるなど、より実践的な内容になるように工夫しています。
また、鹿児島市での受講が難しい離島(熊毛地区、大島地区)に在住の方々に対しては、短期集中講座や講演会を開催することにしています。
この大学を受講された高齢者の皆様方が、修得された知識や技能を今後の活動に十分生かされ、「共生・協働による温もりのある地域社会」の実現にご貢献いただくことを期待しています。