小笠原の世界自然遺産登録記念式典を開催
小笠原諸島は、独自の進化を遂げた多数の固有種や、現在も進む生物の進化の過程を観察できることが評価され、本年6月、世界自然遺産に登録されました。
その登録を記念する式典が、10月14日、東京都小笠原村の海上自衛隊父島基地内の施設において行われ、石原都知事を始め、各省庁の副大臣など国や村の関係者、一般村民など約320名が参加しました。
式典で、主催者として挨拶に立った石原知事は、「素晴らしい小笠原の自然を、私たちが責任を持って、人類全体のための遺産として残さなくてはいけない」、「小笠原をできる限り今あるがままに守っていく努力をする」と訴え、「大事な世界の宝物を守っていこう」と参加者に呼びかけました。
また、式典では、地元小学生による記念合唱、世界自然遺産登録の認定証の披露、世界遺産登録に関する報告が行われたほか、小笠原諸島の世界自然遺産登録に貢献のあった小笠原村商工会や観光協会を始めとする10団体に、東京都環境賞を贈呈しました。
都は、これまでも外来種対策やエコツーリズム、レンジャーの配置など、小笠原の自然の保全に取り組んできました。世界自然遺産登録を機に、今後もさらに、小笠原の自然を将来世代に確実に引き継ぐために取り組んでまいります。
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