企業と農村のふるさとづくり ~やまなし企業の農園~
山梨県の農業は、大消費地に近い立地条件や変化に富んだ自然条件を生かしながら、ブドウ、モモなど日本一の生産量を誇る果樹を中心に、水稲、野菜、花き、畜産などの特色ある産地を形成しています。
これらの生産活動により織りなされる四季折々の農村景観は、全国に誇れる美しい空間として県民共有の財産となっています。
近年、本県特有の魅力ある農作物や農村景観などの資源を活用して、社会貢献活動や社員研修といった活動を行う企業が増えています。
甲州市で醸造用ブドウ栽培に取り組む富士通株式会社の皆さん
山梨県では、このような動きを更に加速させるため、専任のスタッフを配置し、企業の力を借りて農村の活性化を図る「やまなし企業の農園づくり」を進めています。
この事業では、「農村資源を活用したい企業」と「地域活性化のため企業と交流したい農村」を県が仲介し、企業の農村での活動を支援。現在、東京や神奈川などの18企業が山梨県内各地で活動を行っています。
さらに、こうした中にはセカンドステップとして、有志による援農ボランティア部隊の結成を始め、自社の農業用ICT 製品の実証など、様々な取組に発展している企業もあります。
一方、企業を受け入れたい農村のグループも増加しており、現在50を超えるグループが、それぞれの地域での活動メニューを作成しています。今後は、更に多くの企業の活動を農村に誘致するため、市町村と協力しながら、企業と農村を仲介する体制を強化していきます。
【お問合せ】
山梨県農政部担い手対策室
電話番号 055-223-1621