年中みかんのとれる郷から「みえの一番星」をあなたに
みかんは三重県を代表する果樹で、特に南部の東紀州地域は温暖な気候を生かした年中みかんのとれる産地として知られています。
みかんと言えば、温州みかんを思い浮かべる方も多いと思いますが、収穫時期によって極早生、早生、普通に区別されます。東紀州地域で生産量の大半を占める極早生温州は、品質において高い評価を得ていますが、三重県では、「温室育ち」のみかんを除く「露地もの」のみかんの中で全国トップクラスの早さで販売可能な「超」極早生品種を開発しました。
「みえの一番星」。この名は、本格出荷を迎えるに当たり三重県からみかんのシーズン1番乗りで出荷されるのにふさわしく、またこの後に続く全てのみかんをけん引する力となるように願いを込めて、鈴木知事自らが命名しました。
今年9月に台風12号が三重県を襲い、東紀州地域に大きな被害が出たことはご存じのとおりです。出荷を直前に控えていた「みえの一番星」を始めとするみかんの生産は大きな打撃を受けましたが、知事による命名のニュースは被災した産地を励ます明るい話題となりました。
三重県を代表する県産品の認証「三重ブランド」認定を受けているJA 三重南紀では、「みえの一番星」の持つ力にかねてから着目し、増産を進めています。収穫時期の早さ、甘みと酸味のバランスのよさに、力強いネーミングを得て、「みえの一番星」は産地の主流品種となっていくことが期待されます。今年は収穫量が少ないためたくさんお届けすることができませんでしたが、今後は多くの皆様に召し上がっていただきたいと思います。
【お問合せ】
三重県農水商工部農畜産室
電話番号 059-224-2808
「みえの一番星」発表の様子