福井の文化への誘い ~子ども文化塾と文化財体験月間~
福井県では、県内の子どもたちに本物の芸術・文化を体験してもらおうと、本格的なオーケストラや美術作品の鑑賞、アート作品の創作などを行っています。
これらの本格的な芸術は、ともすれば触れる機会が少ないだけに、保護者からは「日頃体験させることの少ない一級の体験をさせることができる」などと好評です。
今後は新たに、文化への関心を高め次代の担い手を育成しようと、放課後や子ども会などで子どもたちが芸術・文化や福井県の歴史を気軽に学ぶことができる「ふくい子ども文化塾」を開催します。
文化の達人(文化インストラクター)が児童館や子ども会などに赴き、美術・音楽・文芸・伝統芸能などの体験講座を行い、子どもたちに知識や技を伝えていきます。
さらに一般向けには、県内の文化財を身近に感じ、福井と日本の歴史・文化を学び理解してもらおうと、10・11月の2ヵ月間、「ふくい文化財体験月間2011」を実施しています。
期間中、各文化展示施設などでは常時公開されている文化財だけではなく、建造物の内部や本来ならば非公開の美術工芸品などについても期間限定で公開しています。また、各資料館などでは特別展の開催や専門家による公開講座を開催しているほか、学芸員らがガイド役となって地域の指定文化財などをめぐり歩く「文化財めぐり」も実施しています。
「文化の秋」と言われるこの時節、子どもから大人まで、楽しみながら県内の芸術・文化・歴史に触れていただくことで、県内の文化活動を高め、将来の福井文化の担い手となる子どもたちを育成しています。
「ふくい文化財体験月間2011」のリーフレット