"映画のまち・太秦"からコンテンツの魅力を発信
日本映画発祥の地と言われ、時代劇で日本映画の黄金期をけん引した"映画のまち・太秦(うずまさ)"が、新たなコンテンツの発信拠点として今、注目を集めています。
太秦は、100余年前、劇映画「本能寺合戦」が製作されて以来、日本の映画文化及び映画産業の中心地として栄えてきました。現在でも、首都圏以外では京都の太秦にしか本格的な撮影所はなく、時代劇撮影のノウハウを学ぼうと、多くの若手映画監督や映画関係者が世界中から集まってきます。また太秦以外でも、京都は、ゲーム、マンガ、アニメなどの関連企業やコンテンツ系大学が集積する世界にもまれな地域です。
京都府では、こうした特性を生かし、映画制作・編集・配信等の技術開発や、コンテンツ系ベンチャー企業の育成、国際交流、観光振興、人材育成等を「京都太秦メディアパーク構想」として総合的に進めています。これまで、産学連携として松竹撮影所内に立命館大学映像学部のラボ棟が整備されたほか、東映太秦映画村のリニューアルにより、時代劇とアニメーションが融合した新たなテーマパークが誕生しました。
また、京都で制作されたコンテンツの魅力を国内外に発信するとともに、次代を支える人材を育成するため、映画、ゲーム、マンガ・アニメなどの祭典「KYOTO CMEX」(KYOTO ross Media Experience)を開催。11月には、世界で唯一の歴史劇国際映画祭「HISTORICA(ヒストリカ)」や、コスプレイヤーに根強い人気を誇る「太秦戦国祭り」など、様々なイベントが太秦で繰り広げられます。
独自の映画文化を育んできた太秦に、クリエーターやコンテンツ産業のさらなる集積を促し、相乗効果の強みを最大限に発揮できるよう取組を進めます。
【お問合せ】
京都府ものづくり振興課
電話番号 075-414-4847