鳥取から広がる和牛選びの新基準 鳥取県の新たな和牛ブランド「鳥取和牛オレイン55」が誕生
鳥取和牛の中で脂肪中のオレイン酸含有量が55%以上で、なおかつ鳥取県の誇る名牛「気高(けたか)」号※の血統を引き継ぐものを、鳥取和牛の新たなブランド「鳥取和牛オレイン55」として、2011年2月9日(イイニクの日)に発表しました。
オレイン酸はオリーブオイルの主成分として知られ、融点が低く口の中でとろけるような滑らかな舌触りを生み出します。さらに、和牛特有の香りの良さや風味にも関係していると言われ、「鳥取和牛オレイン55」はこれまでの和牛肉の肉質基準である脂肪交雑(霜降り)ではなく、牛肉脂肪中の不飽和脂肪酸の一つであるオレイン酸に着目した新たな基準によって認定されています。
古くからの和牛の産地として知られる鳥取県ですが、現在の肉牛出荷頭数の全国シェアは0.8%でしかありません。「鳥取和牛オレイン55」の認定頭数は年間350 頭を見込んでおり、出荷頭数の少ない鳥取県ならではの、厳選された希少な和牛ブランドの確立を目指します。現在、飲食店や精肉店、旅館・ホテル46 店(県外5店、県内41 店)の取扱指定店で販売が展開されており、「いつまでも口の中に残らない、さっぱりした脂」といった評価をいただいており、特徴である脂肪の質の良さを堪能していただくために、調理法はしゃぶしゃぶをお勧めしています。「鳥取和牛オレイン55」是非一度ご賞味ください。
【お問合せ】
鳥取県農林水産部畜
電話番号 0857-26-7829
※昭和41 年第1回全国和牛能力共進会肉牛の部で1等賞を獲得した鳥取県の種雄牛